彼女の天使は家を追い出された。

彼女の天使は家を追い出されました。

ここにあなたの居場所はないのよ。と。

ようやく彼女に出会った瞬間のあの衝撃波の意味が分かりました。彼女の中の天使が助けを求めていたのでしょう。僕は天使の方が大きいので、僕の家に入りたくなったんでしょう。まぁ、絶対ダメなんて事は無いので避難させました。彼女の天使は今僕の中に住んでいます。悪魔が怖いと言っています。もうあそこには帰りたく無いって。


僕の中で怒りがこみ上げました。

悪魔主体、いゃ、完全に悪魔だけで生きている彼女を叱りました。あなたは自分を愛していない。こんなに肩身狭い思いしているじゃないか。天使が。と。

彼女はもちろん言うことを聞きません。天使も悪魔の事を怖がっているので、僕の方でしばらく引き取ろうと思います。彼女の過ごしたいように過ごさせてあげようと思います。彼女の悪魔が気を改めて、天使を迎えに来て欲しいのですが、まず無理だと思います。こちらとしては言うべき事は全て言ったので、時間の経過を待つだけかなと思います。

彼女全体としては奥の奥の方に見捨てられ不安があるのでしょう。だから天使を居候させて僕と離れないようにしたかったのでしょう。もちろん無意識だとは思いますが。


ようやく長い謎が解けたのでスッキリしています。彼女としては強くありたいのでしょう。でも本当の強さは2人合わせて初めて成り立ちます。

やはり間違っていなかったです。彼女に言うだけの事は言って、もっと大切にしろよ。ということをいつか伝わるように感情の全てをぶつけました。それくらいしないと気づかないと思います。

彼女の天使にはしばらくここでゆっくりさせてあげようと思います。

どこに行きたい?どう過ごしたい?君の自由でいいからね。そう言ってあげたいです。

彼女の悪魔に説教をして、だいぶ凹んだと思います。と同時に天使の事を粗末に扱っていたと段階を踏んで気づくでしょう。今は彼女の悪魔の迎えを待つのみです。悪魔だけで生きていたらいずれ行き詰まると分かるでしょう。今は天使の為に全ての連絡路をブロックしています。これ以上彼女の天使に恐怖感を与えるのはあまりにも可哀想なので。でも僕としても迎えに来てもらいたいというか、迎えに来てくれなきゃ困るというか、いずれは必ずそうなるので、また準備だけしておきます。


幼少期の虐待で余裕がなくなるんでしょうね。この世を知り尽くそうとか。全部やってやるくらいの気持ちでいるんだと思います。でもこの世界はもう少し中立的です。

これはもしかしたらランナーを待つみたいな事なのかもしれませんね。待つどころか迎えに来ないといつまでたっても彼女は幸せにはなれませんし、僕は幸せになれます。

かなり余裕が出来てきました。


いわゆる統合ももう少しなのかもしれませんね。


今日は天使の存在を限りなく感じた日でした。


彼女はあのままでは幸せになれません。僕だけが幸せになるでしょう。これは勝敗などという問題ではなく、尊い事実なのです。

それが見えたら幸せになれるんでしょうね。


このシグナルを感じているという事は

彼女が実際に暴力を受けていたという事実の裏付けです。

悲しくなりますね。

愛情たっぷりに抱擁したくなる。


いいよ。俺はいくらでも待つから。

君の天使と遊んでるから。